時計の歴史



腕時計が生まれる以前、携帯用の時計といえば、懐中時計でした。
ただ、懐中時計はアクセサリーとしてはともかく、ポケットから取り出さなければ時間を確認できないという欠点がありました。
とりわけ軍隊においては、一瞬の遅滞が死につながりかねないということで、19世紀後半に革ベルトに懐中時計を装着した最初の腕時計が誕生したと言われています。

また、女性のアクセサリーとしての用例もあったとか。
もっとも、腕時計が積極的に使用されるようになったのは、1911年にカルティエ(フランス)が「サントス」を開発して以降のことです。

「サントス」の優れたデザイン性は大きな話題となり、現代においてもカルティエの主力製品であることはいうまでもないでしょう。
その後、腕時計は従来の懐中時計にかわる携帯用時計として、確固たる地位を占めるようになります。

なお、日本における最初の腕時計は1913年、セイコー(当時服部時計店)が発売した「ローレル」ですから、決して負けてはいません。
セイコーは、戦後になって世界初のクオーツ時計を開発するなど、その後、世界をリードする一大メーカーとなりました。
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